第41回関西大会2回戦

第41回関西高等学校アメリカンフットボール選手権大会・2回戦

TEAM	1Q	2Q	3Q	4Q	TOTAL
豊中高校	0	0	6	6	12
海陽中等教育学校	0	7	7	0	14

2011年6月4日王子スタジアム

関西大会2回戦、東海地区代表海陽学園に7-0とリードされた第3Q、
豊中高校はFB33河村のランプレーを主に、QB17岩瀬からTE18村橋へのパスを織り交ぜ、着実に前進。第4ダウンのギャンブルも決め、最後はFB33河村がTD（写真左）、6-7とした。
しかし、PATキックは海陽学園にブロックされ同点を逃し、結果として勝負の分かれ目となった。

直後の海陽学園の攻撃、QB13餅原（写真右）の2度のランプレーで豊中陣に入り、RB14坂井が右オフタックルからタックルを交わし独走し（写真下）2本目のTD、14-6とリードを拡げられた。

第4Q終盤、豊中はFB33河村がQB4古角のハンドオフを受け、中央突破でTD、12-14とする。

2点PATで同点を狙う豊中はFB33河村へのハンドオフフェイクからQB4古角が中央突破を狙うが海陽学園のディフェンスに阻まれ得点できず。

QB17岩瀬は先週に引き続き先発、試合には負けたが、的確なパスに加えランもさえ、自身のベストゲームを演じた。
（パス失敗は記憶になく、QBサックはなかった。）

TE18村橋はパスのメインターゲット、ブロッカーとして大活躍した。

第2Qリードされた状況で豊中は相手パントをマフ、海陽にリカバーされ突き放されるピンチ。S97池田はセイフテイブリッツでRB14坂井をタックル（写真下）、ロスさせた事で、海陽のFG失敗に繋げた。

第4Q終盤、試合に出場したエースQB4古角、
体調万全でないが気迫で走り前進。

海陽のPATキックにチャージする豊中ディフェンス

TB22和下田、C53赤瀬、G72末岡

前半終了間際、豊中高校はゴール前でフリーフリッカーパスを投げるが、パスが短く海陽DB34柿澤にインターセプトされ（写真左）、同点機会を失う。
後半最後の望みをかけた豊中のオンサイドキックは海陽DB11金野にリカバーされ（写真下）、豊中の敗退が決まった。

試合後、握手する海陽11金野キャプテンと豊中55橋本主将（写真左）
豊中高校中川顧問から祝福される海陽学園メンバー（写真下）

昨年12月の六甲アイランド。冷たい雨が降る天候での練習試合は、ファンブル、スナップミスの連発。そのチームが春の試練も乗り越え、大阪府大会決勝まで進むとは想像できなかった。
関西大会に進出し昨日の2回戦、次週の関学戦を想像し第1試合を見た。第2試合、初めて見る海陽学園、試合前の練習でラインの大きさに少し驚いた。主力2選手の欠場、前日の体育祭開催とハンディもあったが、海陽学園は想像以上に強いチームだった。僅かの差で敗戦し残念だが、半年でここまで力をあげた選手、指導した顧問、監督、スタッフの功績を称えたいと思います。
次は65期生、66期生の成長を楽しみにしています。